安倍晋三首相が体調の悪化により辞意を表明しました。
それにともない安倍首相の後任となる新たな自民党総裁を選ぶことになりました。
今回の場合安倍首相の後任の総裁を選ぶ方法としては総裁選と両院議員総会の2つの方法があります。
今回の記事ではその内の1つ両院議員総会について小学生の方向けにできるだけ分かり易く解説してみたいと思います!
【小学生向け】両院議員総会とは?総裁の決め方を分かり易く解説!
まず自民党党則6条を見てみたいと思います、
党則6条には”総裁が任期中に欠けた場合には後任の総裁を公選する特に緊急を要する時は両院議員総会において選任”とあります。
原則は全国の党員にも投票してもらう総裁選なのですが。。。
今回は安倍首相の体調悪化による辞意表明ということで両院議員総会で選ぶことができます。
両院議員総会の投票
両院議員総会で選ぶ時の投票に関しては
今回の場合
衆議院と参議院の自民党議員394人と自民党県連代表(47×3)の141人の投票によって決めます。
この投票で過半数の268票以上を獲得すれば当選します。
過半数を得た候補者がいない時は票数の上位2名で決戦投票になります。
決戦投票で票の多い方が当選となります。
両院議員総会の任期
両院議員総会で選任された候補者の任期は今回欠けた総裁の任期までとされています。
安倍首相の任期は2021年9月30日なので、その日までが任期ということですね。
両院議員総会のメリット
両院議員総会で総裁を選ぶことのメリットは短期間で選ぶことができるという点ですね。
総裁選の場合は全国の党員が投票するので候補者による大規模な全国遊説を行うことが通例で選挙に時間がかかるということです。
両院議員総会の場合自民党の国会議員と県連代表による投票ということで比較的短期間で選べるということです。
過去の事例でいうと麻生太郎さんが両院議員総会で選挙した時は福田康夫首相の辞意表明から3週間で新総裁に就任していますね。
両院議員総会で過去に選ばれた総裁は?
過去に両院議員総会で選ばれた総裁は2人います。
- 福田康夫:2007年、安倍首相首相の後任(在任期間:2007年9月26日~2008年9月24日)
- 麻生太郎:2008年、福田康夫首相の後任(在任期間:2008年9月24日~2009年9月16日)
どちらの首相も就任から短い期間で総裁の職を終えています。
【小学生向け】両院議員総会とは?総裁の決め方を分かり易く解説!まとめ
今回は小学生の方向けに両院議員総会についてできるだけ分かり易く説明してみました。
安倍首相の辞意表明によって次の総裁が選ばれますがその方法が両院議員総会で行われた場合はこの記事を参考にしてもらえたら幸いです。
とにかく誰が次の安倍首相の後任になるのか大注目ですね。
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