【エヴァンゲリオン】マリの正体や目的を考察!名言や年齢・漫画にヒントがある?

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真希波マリ

エヴァンゲリオン新劇場版「破」から登場した新キャラ、真希波・マリ・イラストリアス(まきなみ・マリ・イラストリアス)。

真希波マリはアニメ版への出演は無く「破」での出演が初登場となります。

 

ルックスはツインテールでメガネっ子。身長は割と高めで年齢的には中学生というよりは女子高生という感じ。

とてもかわいい見た目をしており、壁紙にしているエヴァファンの方も多いのではないでしょうか(^^)

かわいいのはルックスだけではなく、声もとてもかわいいので真希波マリ推しのファンの方は彼女の声にも魅了されているようです。

一方で、真希波マリはとても謎の多いキャラで、意味が分からない言動などが多々あり、嫌い!というアンチの方もいらっしゃるようです。

そんな謎の多い真希波マリとはどんなキャラなのか?その正体や目的は何なのか?気になる所です。

 

ということで今回の記事では真希波マリの正体や目的を考察していきたいと思います!

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真希波マリが追加された目的や理由とは?

真希波マリ

引用元:Twitter

ではまず真希波マリが新劇場版「破」から追加された理由をご紹介したいと思います!

 

2009年に公開された新劇場版「破」の翌年の2010年にエヴァンゲリオンの制作者インタビューがありました。

そのインタヴューで庵野秀明監督が新キャラとして「破」から登場した真希波マリについて話しをしています。

庵野秀明監督の話によると、新劇場版を始める時から絶対的な仕掛けとして新キャラクター、女性EVAパイロットを一人増やすということを決めていたそうなんです。

そうでもしないと結局同じ物語を繰り返すことになってしまい大きく変われないのではないかという危機感があったそうです。

庵野秀明監督は新劇場版に関してはリメイク(作り直す)ではなくリビルド(再構築)すると打ち出しており、その意味でどうしても大きな変化というものを必要としていたということですね。

マリを登場させることによってこれまでのエヴァの世界を破壊するという目的があったようです。

なので、真希波マリは新劇場版「破」で初登場しますが、まさにそのサブタイトルの「破」を象徴するキャラなのです。

 

その真希波マリの存在によってこれまでのエヴァンゲリオンからの変化を象徴するシーンがあります。

真希波マリ

真希波マリ

真希波マリ

引用元:Twitter

真希波マリと碇シンジが初めて接触した時碇シンジ愛用のカセットレコーダーS-DATが壊れてしまいます。そのシーン以前は25、26トラックを繰り返し聞いていたのですが、その後のS-DATを見ると、27トラックに移行していました。

このシーンの25、26トラックはアニメ版の25話、26話を示しており、真希波マリの登場によってそれまでのエヴァの話しを破壊して新たなストーリー(27トラック)が始まるということを象徴しているシーンであるといえます。

なので真希波マリというキャラの追加の目的はそれまでのアニメ版のストーリーを破壊して新たなストーリーへの切り替えをする為だったいうことができると思います。




真希波マリの正体とは?漫画版にその答えがある?

ではここからは真希波マリとは何者なのか?その正体について見ていきたいと思います!

真希波マリの正体については諸説あり、その諸説をいくつかご紹介したいと思います。

真希波マリ

引用元:Twitter

真希波マリの正体とは?諸説その1 碇ゲンドウ・ユイと同世代説

真希波マリの正体とは?については諸説ありその中でも一番有力だとされているのが碇ゲンドウ・ユイと同世代説です。

 

この説には根拠がいくつかあります。

  • 古い昭和歌謡曲を好んで歌う(「三百六十五歩のマーチ」(1968)、「ひとりじゃないの」(1972)、「グランプリの鷹」(1977))
  • EVAの裏コードを知っていた(かなり以前からエヴァンゲリオンの開発に関わっていた?)
  • 「エヴァの呪縛」設定で実年齢が分からなくなった
  • 碇ゲンドウの事を「ゲンドウ君」と呼ぶ
  • 綾波レイに対して「君のオリジナルにはもっと愛想があったよ」という発言
  • ユイの昔の写真にマリ似のメガネ女性が映っている

ユイとマリ

引用元:Twitter

そして2014年漫画版「新世紀エヴァンゲリオン」第14巻に収録された「夏色のエデン」に冬月教授の教え子・マリとして登場しています。

ゲンドウやユイが通う大学に16歳の少女としてマリが飛び級で登場します。

もしこの漫画版の設定を新劇場版にそのまま持ち込むと年齢的には

2015年「序」、「破」の時の年齢は

  • マリ:33歳
  • ユイ:35歳
  • ゲンドウ:48歳
  • ミサト:29歳
  • シンジ:14歳
  • アスカ:14歳

「Q」はそれから14年後の話しなので、真希波マリは「Q」では49歳ということになります。

 

その「夏色のエデン」の中でマリはユイの事を「ユイ先輩」ゲンドウのことを「ゲンドウ君」と呼んでいます。

そしてその少女の名前は「真希波・マリ」という名前。

 

この新世紀エヴァンゲリオンのオフィシャルである「夏色のエデン」での「真希波・マリ」の登場で碇ゲンドウ・ユイと同世代説が有力となりました。

しかし漫画版と新劇場版では登場人物の名前が違っていたりして、話としては別物で直接的には繋がらない異なる設定の物語です。

話としては別物という点で劇場版の真希波マリとの関係性が疑われる所ですが、根拠を見ると真希波マリがゲンドウやユイと同年代というのは可能性としてはかなりあると思わせるものがありますね。

真希波マリの正体とは?諸説その2 アスカの母親・母親のクローン説

諸説2つ目は、真希波マリはアスカの母親母親のクローンなのではないかという説です。

 

この説の根拠となるのは

  • 「エヴァの呪縛」設定で実年齢が分からなくなった
  • アスカの母の魂が入っているはずの2号機に乗れる
  • アスカの事を姫と呼び、とても親しい関係

こちらの説は真希波マリが2号機に搭乗可能だからアスカと何か関係があるのではないかと言われていました。

しかし、新劇場版ではコアユニットの交換が可能となっているため、マリが2号機に乗れても不自然ではないということ。

それからアスカは真希波マリの事を「コネメガネ」と呼んでおり、見た目で母親だと認識できていないことから真希波マリはアスカの母親ではないのではないかということ。

それらのことからこの「アスカ・マリ親子説」はちょっと無いかなという感じのようです。

真希波マリの正体とは?諸説その3 アスカの同僚 ユーロのバックアップパイロット説

この説は真希波マリが別に特別な設定ではなく普通の人間だったという説です。

 

この説の根拠としては

  • 「破」の初期シナリオではマリはアスカの先輩、ツーダッシュとして(予備ナンバー)として登場していた
  • NERVユーロ勤務。加持リョウジの部下
  • リツコのセリフ「全てにバックアップを用意しているわ。操縦者も含めてね」の言葉どおり。
  • ユーロが権限を持つ2号機に乗ることができる

こちらの説は可能性としては十分あるのかなと思います。

いろいろな説がある中で結局は別に特別な設定は無く普通のパイロットだったというのも逆に面白いうように思いますね。

 

その他真希波マリの正体についての諸説には

  • アスカの異母兄弟説(貞本エヴァに登場した継母の娘からの連想)
  • ロボット説(まきなみ=マキナ=機械)からの連想

などさまざまな説があります。

いったいどの説が正解なのか?それとも全て違うのか?

これから「シン・エヴァンゲリオン劇場版:Ⅱ」が公開されれば真希波マリの情報がさらに出てくると思われますので、さらにその正体に迫れるのではないかと思います。

エヴァンゲリオン 映画・新劇場版完結編の考察!見る順番や簡単な解説も!

とにかく真希波マリの正体についていろいろな説を考えるというのもエヴァンゲリオンの楽しみ方なのかもしれませんね(^^)

真希波マリの正体とは?考察してみた!

真希波マリ

引用元:Twitter

ここまで真希波マリの正体についての諸説を見てきましたが、ここでは筆者が真希波マリの正体について考察してみたいと思います!

 

真希波マリの正体とは?

私は真希波マリの正体については制作者目線で見たら見えてくるのではないかと思いました。

 

庵野秀明監督は2010年のインタビューで

新キャラクター、女性のEVAパイロットを一人増やす

と話しており、新劇場版制作当初から決めていたそうです。

そして2009年に新劇場版「破」で実際その言葉通り女性のEVAパイロット真希波マリが新キャラとして登場します。

その後、真希波マリについては劇中での意味深な発言がありその正体が取りざたされることになります。

そんな中2014年にエヴァンゲリオン漫画版14巻の「夏色のエデン」に真希波マリが登場します。

 

筆者の個人的意見としてはたぶんこの「夏色のエデン」の真希波マリが、新劇場版の真希波マリというキャラクターの原案みたいな存在なのではないかと思うのです。

順番としては原案の方が後から公開されていますが、おそらくその原案は新劇場版「破」が公開される前からあったのではないかと思います。

そして2014年になって漫画版としてその原案を公開したと。

その漫画版の真希波マリ(原案)をベースに新劇場版では真希波マリのキャラを作っているのではないかと推測します。

おそらく新劇場版「破」で初登場した時には真希波マリがどういうキャラクターなのか制作者側としては設定はおおよそでき上っていたのではないかと思います。

だからこそ「破」と「Q」で真希波マリの意味不明というか意味深な発言が多発している訳で。

 

その意味深な発言の中でも

  • 綾波レイに対しての「あんたのオリジナルはもっと愛想があったよ」という発言。
  • それから碇ゲンドウのことを「ゲンドウ君」と呼んだこと

この2つの真希波マリの発言だけを見ても真希波マリが普通の見た目のまんまの少女では無いことは明らかなんです。

おそらく制作者側としては「夏色のエデン」の真希波マリを新劇場版に融合させようとした時にさらに話を面白くする為に設定をいろいろ変えた所はあったのではないかと思います。

そこはもう制作者側の自由なんですよね。

一般的に小説や漫画の原作を映画にした時に原作とは全然違う映画が完成している時のように。

 

だから「Q」になって「エヴァの呪縛」設定が出てきますが、あれも制作者側が真希波マリを含めた様々な設定の辻褄を合わせるために作り出した後付けの設定なのではないかと思うのです。

エヴァンゲリオンはその物語の複雑さから制作前のかなり以前から緻密にキャラや物語の設定を固めているような印象を持ちますが、けっこう実際はそんなにガチガチに設定を固めているわけではなくて、その時々いろんなアイデアを出しながら流動的に物語を作っているのではないのかなと思いました。

例えば真希波マリの年齢に関しても、他のEVAパイロットと比べると一人だけ見た目的に少しお姉さんという感じがします。

その姿は原案(夏色のエデン)の16歳の真希波マリそのものです。

なぜ真希波マリだけが他のEVAパイロットより少し年上なのか?

その点についてもこの先辻褄が合うように新たな設定が出てくるかもしれないということです。

だからこそリアリティがあり自由でダイナミックな物語の展開があるのかなと思うのです。

 

そういう意味では真希波マリについても元々のキャラ設定はありつつ、状況によってはいくらでも軌道修正するよというスタンスで制作しているのではないかなと思うのです。

だからこの先その為に「エヴァの呪縛」のような設定がまた出てくる可能性というのはあるのかなと思ったりします。

 

真希波マリは何者なのか?その正体は?という点については、私は劇中に出てきたユイの昔の写真に写る真希波マリ似の赤い眼鏡の女性がポイントなのではないかと思っています。

もし仮にその写真の女性が真希波マリだとしたら、「破」から登場する真希波マリはその写真の女性のクローンの可能性が高くなります。

真希波マリがアスカの母親ではないかという点については可能性はあるとは思いますが、私としてはやはりアスカが母親の顔を憶えていないという点で無いかなと思いました。

 

ということで真希波マリの正体については、昔のユイの写真に写る眼鏡の女性(真希波マリのオリジナル)のクローンなのではないかと個人的には思いました。

なので筆者としては真希波マリの正体については「真希波マリ・クローン説」を結論としたいと思います。

 

皆さんはどう思われたでしょうか?

【エヴァンゲリオン】マリの正体や目的を考察!名言や年齢・漫画にヒントがある?まとめ

今回の記事では真希波マリの正体や目的を考察してみました!

 

真希波マリの正体については諸説あります。

その中でもゲンドウ・ユイ同世代説が現時点では一番有力であると思われます。

筆者の個人的な考えとしては、劇場版の真希波マリはユイの昔の写真に写る眼鏡の女性(真希波マリのオリジナル)のクローンなのではないかと思いました。

 

とはいえエヴァンゲリオンの物語は流動的に作られていて簡単にストーリーが予測できないようになっているように思うので、劇中で実際ハッキリした事実が判明するまでは何が正解かは分からないというのが実情だと思います。

真希波マリの正体についてはおそらく2021年公開予定の「シン・エヴァンゲリオン劇場版:Ⅱ」の中で何らかの情報が出ると思いますので、今はその情報がどのようなものになるのか楽しみに待ちたいと思います!

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